セントラルキッチンで作るラーメン屋の話。

刺身の缶詰ってなんだ?

例えばメニューが全部冷凍のつまみを提供する居酒屋と、旬の食材を火加減がちょどいい状態で食べることができる居酒屋。どっちが美味しいと思いますか?
前者が好きな人は、きっとセントラルキッチンを導入したラーメン屋も楽しめると思います。

セントラルキッチンとは?

学校でいうと給食室で作るのではなく、給食センターで一括して作っている場合、給食センターを「セントラルキッチン」といいます。
ラーメンのスープやチャーシューなどを工場(セントラルキッチン)で作り、各店舗に供給しているラーメン屋が増えていますね。いわゆるフランチャイズで店舗展開をしているお店。

セントラルキッチンで作るメリット
□スープやチャーシューの味が安定して供給できる
□店舗ごとに本格的な調理設備を必要としないため出店費用が抑えられる
□各店舗でのスープやチャーシューなどの制作コストが抑えられる

味はともかく、ラーメンのチェーン店展開をして経営を発展させるためには良いですね。

セントラルキッチンを採用しているお店

○ラーメンショップ
○一蘭
○一風堂
○リンガーハット
○壱角家
○武骨家

セントラルキッチンだと味は美味しくなる?

セントラルキッチンで味が向上するわけではなく、味をローコストで維持できるということです。
コストを抑えられた分、セントラルキッチンで作る素材の質を上げて急速冷凍技術を向上さたお店はまだ聞いたことがありません。
将来的には先進的なセントラルキッチンが出来るのかもしれません。

フランチャイズではなくても店舗展開をしている有名店のラーメン店でもセントラルキッチンを採用しているラーメン店があります。
私が行ったことがある某ラーメン店は隣駅にある本店は有名店ですが、2号店はあまり人気がありません。
行ってわかったこととして、40代くらいの外国人3名のスタッフでお店をきりもりしていました。
麺を茹でて温めたスープを注いで具をトッピングすれば出来上がりなので簡単ですね。

ラーメンを食べ終えてわかりました。

このラーメンには愛が感じられない

感情論かもしれません。
しかし、「スープに麺を入れてトッピングをするだけの簡単なお仕事で時給1000円です」という募集で働いている人にとって、「愛」は必要ないのです。
「どうだ!この渾身のラーメン!食べてみてください!美味しいから!」という情熱があるわけはないのです。

セントラルキッチンかどうかを気にしないラーメン

例えばリンガーハット。
フードコートなどに展開しているリンガーハットではそもそも「愛」は期待していません。
それがちゃんぽんだからなのか、値段なのかはわかりませんが、普通に好きです。

フランチャイズの博多ラーメンや家系ラーメンを店舗で食べるのであれば、冷凍技術の高い冷凍ラーメンと比べると良いのかもしれません。
今や冷凍ラーメンの美味しさは格段に向上しています。

温めるだけでお店の味

お鍋に入れて温めれば出来上がり!最高の状態で冷凍しているのでお店味!
カップラーメンや生タイプのラーメンよりも本格的!

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